災害時の言語聴覚障害者への支援について
この度の能登半島地震で被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。
障害をもつ人々が、不自由な暮らしを強いられていると推察いたします。言語・聴覚に障害がある人たちの中には、援助を求められずに困っている人も多いのではないかと想像します。当面、専門職が現地で直接支援することは困難なようなので、看護師、保健師など医療職や介護ヘルパー、行政担当者などに役に立つようなコミュニケーション支援を掲載します。話しことばでのコミュニケーションがとりにくい人を見かけた時は、身ぶり手ぶり、文字、絵などを同時に使ってみて下さい。わかりやすくしようとして声を大きくしたり、ことばを一音ずつ区切ったりすると、その人の障害の種類によってはかえって理解しにくくなったり、混乱したりします。あらかじめ障害の種類がわかっている場合は、下記に障害別の症状や特徴、対応の仕方が書かれていますので参考にしてください。
★ 被災地の看護師、保健師など医療職や介護ヘルパー、行政担当者の方々のために、言語聴覚障害の方への対応方法をまとめた「コミュニケーション支援ハンドブック」を作成しました。B5版24ページです。無料でお送りしますので、必要な方はFAX(06-6305-3969)、またはメールでお申し込みください。 we_can_bb@ybb.ne.jp
◆支援方法について
- 失語症の人への支援(3月22日更新)
- 聴覚障害をもつ人とのコミュニケーションの取り方(3月30日更新)
- 自閉症や発達障害の人への、災害避難所での支援(3月30日更新)
- 摂食・嚥下障害をもつ人への支援(4月1日更新)
- 認知症の人への支援(3月22日更新)
- 高次脳機能障害の方への支援と対応方法(3月28日更新)
◆絵文字を使ったコミュニケーション支援
- 絵文字を使ったコミュニケーション支援(3月22日更新)
◆関連情報
「過去の大震災を経験した言語聴覚士の報告」
過去の大震災を経験した言語聴覚士の報告です。
- 阪神・淡路大震災の時、当時のSTの現任者団体である日本聴能言語士協会の会報に掲載された
「震災の時の話をしよう」(pdfファイル) - 阪神・淡路大震災を経験した福田登美子さん(元広島保健福祉大学教員)の
「阪神・淡路大震災の教訓」(pdfファイル) - 中越地震・中越沖地震当時、新潟県言語聴覚士会の会長であった目黒文さんの
「中越地震・中越沖地震のアンケートのまとめ」(pdfファイル)
「被災地での健康を守るために」(pdfファイル)
厚生労働省でまとめられたものです。
「災害時に持っておくとよいもの」(pdfファイル)
災害時に持っておくとよいものをまとめたものです。
◆関連リンク
「災害時の障害者に対する支援方法のまとめ」(株式会社ミライロ・ブログ)
言語聴覚障害を含む障害者への支援に役立つサイトです。
「被災地での障害がある人への基礎的な対応」(DPI女性障害者ネットワーク)
被災地での障害がある人への基礎的な対応方法がまとめられています。
被災地のニーズと、支援者のリソースをマッチングするWEBサービスです。
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