

失語症の人への支援について
2011/03/15
PDF版はこちら「失語症の人への支援について」(41KB)
◆失語症とは
- 脳卒中(脳の血管が詰まったり破れたりする)や頭部強打などで、脳の一部(言語中枢)に
損傷が起きて生じる言語障害です。認知症や精神障害とは別の、言語の障害です。
耳の聴こえとも関係ありません。 - 失語症の人は、言葉が出にくいだけではなく、聞いて理解することも難しい場合があります。
すらすらと間違ったことを言ってしまうこともあります。 - 失語症の症状や程度は人によって違います。
◆失語症の人とのコミュニケーションの取り方
- 話しかける時はゆっくり、はっきりと。一度にたくさん話さない。
- 「はい(うなずき)」か「いいえ(首振り)」で答えられる質問をする。
- 本人がうなずいた内容を再度、こうですね、とゆっくり確認する。
- 文字や絵を示すと良い。漢字のほうがひらがなより分かることが多い。
- 質問した場合、予想される答えをいくつか書いて、選んでもらうことも有効。
- 「あいうえお」の50音表は失語症の人には分かりにくい。原則使わない。
- 文字の一部や絵を書ける人もいるので、筆記具は大いに役立つ。
(完全な筆談ができるわけではないが) - 混乱が出てきたら、少し休憩する。
◆失語症について詳しくは以下の冊子をご覧ください。
「失語症の正しい理解と支援」(pdfファイル)