
2017年度事業報告
■言語聴覚障害及び関連する医療・福祉・教育・労働についての講習会・セミナー事業
○以下の講習会・セミナーを開催し、言語聴覚障害についての啓発活動を行った。
・第61回言語障害セミナー―「ダウン症・自閉症の子の言葉とコミュニケーション」
開催日:2017年6月18日 開催地:兵庫県宍粟市 対象:児童発達支援職等
・第62回言語障害セミナー「通級指導教室で行う構音指導-演習編-」
開催日:2017年8月19日 開催地:大阪市 対象:通級指導教室担当教諭等
・第63回言語障害セミナー「放課後等デイサービス職員のためのモーニングセミナー」
開催日:2018年3月1、8、15日 開催地:大阪市 対象:放課後等デイサービス職員等
■言語聴覚障害者の人権擁護に関する事業
○人権擁護学習会「障害者差別解消法における聴覚・言語障害者の支援事例の現状と課題」を
開催した。
開催日:2018年3月18日 開催地:大阪市 講師:北野誠一氏(NPO法人おおさか
地域生活支援ネットワーク理事長、西宮市権利擁護支援センター運営委員長)
■言語聴覚障害に関する情報発信、情報交換事業
○ニュースレター44、45号を発行し、活動を報告すると共に様々な情報を発信した。
○言語聴覚士久保田功氏が作成した「言語聴覚士国家試験対策情報ソフト(2017年版)」につ
いて情報提供し、希望者に取次ぎ配布した。
○冊子「言語聴覚障害をもつ人へのコミュニケーション支援ハンドブック」を希望者には配布
して知識の普及に努めた。
○淀川区地域自立支援協議会身体障がい部会が区内の小、中学校で行う「福祉教育」に参加し
た。また、同部会主催の勉強会「失語症を知る~よりよいコミュニケーションのために~」
においてすももクラブ利用者とスタッフが講師をつとめた。
■障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく地域生活支援事業
○地域活動支援センター「すももクラブ」は大阪市をはじめ、大阪府下9市1町及び、兵庫県下5市、京都府下1市と委託契約を結び、利用登録者は73名であった。
・利用者の創作活動の成果を、展覧会への出展応募などの形で発表した。
・利用者が主体となって行う失語症の啓発活動を支援した。(淀川区役所ギャラリーでの啓発パネル展示、淀川区地域自立支援協議会身体障がい部会勉強会での講演など)
■児童福祉法に基づく児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業
○「ことばの相談室ひなたぼっこ」は開業2年目を迎え、利用登録者は約70名となった。
児童発達支援(以下、児童)の対象は2歳~6歳、放課後等デイサービス(以下、放課後デ
イ)の対象は6歳~18歳で、これらを一体的に運用する小規模多機能事業所である。
1日の定員は合わせて10名であるが、2017年度の利用数は平均7~8名であった。児童と放課後デイの利用がほぼ半々で、月に4回または2回の利用パターンが多い。2~3名のグループでかるた・すごろく・宝探し・じゃんけん等のゲームをしながら、コミュニケーションを育てている。
■その他の活動
○学会や関連集会に参加し、研鑽に励むとともに情報収集と発信に努めた。
○様々な機会を利用して広報活動を行い、会員獲得に努めた。