2018年度事業報告

2019/06/06

2018年度事業報告

■言語聴覚障害及び関連する医療・福祉・教育・労働についての講習会・セミナー事業

 ○以下の講習会・セミナーを開催し、言語聴覚障害についての啓発活動を行った。

・第64回言語障害セミナー「通級指導教室で行う構音指導-演習編-」

 開催日:2018年8月18日 開催地:大阪市  対象:通級指導教室担当教諭等

・第65回言語障害セミナー「自閉症の子の会話を育てる」

   開催日:2018年11月11日 開催地:兵庫県宍粟市  対象:言語聴覚士

■言語聴覚障害者の人権擁護に関する事業

 ○人権擁護学習会「公務員法の障害者欠格条項を撤廃しよう」を開催した。

開催日:2019年2月24日  開催地:大阪市  

講師:東奈央氏(弁護士)塩田和人氏(訴訟の原告)

■言語聴覚障害者の人権擁護、社会参加に関する調査・研究事業

 ○第44回日本コミュニケーション障害学会学術講演会(相模原市)において「失語症者によるヘルプマークの活用状況と普及活動の報告」「やりもらいゲームの積み上げー自閉症の子 とゲームでコミュニケーションその7」「自閉症の子の会話を指導するための理論的考察」を発表した。第42回日本高次脳機能障害学会学術総会(神戸市)において「失語症者の社会参加への取り組み『失語症を知ってもらう活動』を通して」を発表した。

■言語聴覚障害に関する情報発信、情報交換事業

 ○ニュースレター46、47号を発行し、活動を報告すると共に様々な情報を発信した。

 ○言語聴覚士久保田功氏が作成した「言語聴覚士国家試験対策情報ソフト(2018年版)」について情報提供し、希望者に取次ぎ配布した。

 ○冊子「言語聴覚障害をもつ人へのコミュニケーション支援ハンドブック」を希望者には配布して知識の普及に努めた。

■障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく地域生活支援事業

 ○地域活動支援センター「すももクラブ」は大阪市をはじめ、大阪府下9市1町及び、兵庫県下5市、京都府下1市と委託契約を結び、利用登録者は67名であった。

  ・利用者の創作活動の成果を、展覧会への出展応募などの形で発表した。

  ・利用者が主体となって行う失語症の啓発活動を支援した。(淀川区役所ギャラリーでの啓発パネル展示、淀川区地域自立支援協議会身体障がい部会「福祉教育」での講演など)

■児童福祉法に基づく児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業

○「ことばの相談室ひなたぼっこ」は開業3年目を迎え、利用登録者は65名となった。

児童発達支援と放課後等デイサービス事業をおこなっている。

1日の定員は合わせて10名であるが、2018年度の利用数は平均7.6名であった。

2019年度7月から保育所等訪問支援事業を開始するための準備を進めた。

■その他の活動

 ○学会や関連集会に参加し、研鑽に励むとともに情報収集と発信に努めた。

○様々な機会を利用して広報活動を行い、会員獲得に努めた。