障害者300人解雇、退職か 就労支援事業所閉鎖、同一グループ

2024/12/23

神戸新聞 12月22日

障害者が働く「就労継続支援A型事業所」を各地で運営する同一の会社グループが9月以降、愛知や京都など5府県で事業所11か所を相次いで閉鎖(廃止)していたことが分かった。今後の予定を含めると6府県で少なくとも計16か所となり、障害者の解雇、退職者数は約300人に上るとみられる。一部では唐突な閉鎖に利用者が反発、トラブルになった。

この会社は愛知県東海市の「MOON(ムーン)」。事業所ごとに異なる名前の合同会社を設立、8道府県28カ所のA型事業所を運営している。取材に対し「報酬改定で事業収益が上がらなくなった。利用者が困らないよう、一人一人と面談して行き先を調整している」と話した。

A型事業所を巡っては、今年3~7月に全国で329か所が閉鎖され、約5千人が解雇、退職となったことが共同通信の調査で判明。公費に依存して収支が悪い事業所を対象に、国が報酬を引き下げたことが主な要因で、撤退が続いている。