2022年度事業報告

2023/06/13

2022年度事業報告

昨年度に続き新型コロナウイルス感染拡大が周期的に起こったため、各事業の実施には感染防止対策の徹底が必要であった。これにより一部の事業は実施を見送った。

■言語聴覚障害及び関連する医療・福祉・教育・労働についての講習会・セミナー事業

○以下の講習会・セミナーを開催し、言語聴覚障害についての啓発活動を行った

・第66回言語障害セミナー「自閉症の子の会話を育てる-児童発達支援の現場から-」

開催日(開催地):6月30日(大津市)、11月13日(大阪市)、11月27日(姫路市)

対象:言語聴覚士、保育士、教員、支援員など

■言語聴覚障害者の人権擁護に関する事業

○人権擁護学習会「旧優生保護法に基づく強制不妊手術を受けた人の国家賠償請求訴訟」

開催日:2023年3月12日  開催地:大阪市   講師:辻川圭乃氏(弁護士)

■言語聴覚障害者の人権擁護、社会参加に関する調査・研究事業

○第48回日本コミュニケーション障害学会学術講演会(松山市)において「勝ち負けにこだわる-自閉症の子の会話を指導するための理論的考察4」「勝負から攻略・達成へ-自閉症の子とゲームでコミュニケーションその10」を発表した。

■言語聴覚障害に関する情報発信、情報交換事業

○ニュースレター54、55号を発行し、活動を報告すると共に様々な情報を発信した。

○障害者をめぐる社会の動きをホームページ上の「情報ファイル」で発信した。

○言語聴覚士久保田功氏が作成した「言語聴覚士国家試験対策情報ソフト(2022年版)」について情報提供し、希望者に取次ぎ配布した。

■障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく地域生活支援事業

○地域活動支援センター「すももクラブ」は大阪市をはじめ、大阪府下11市1町、兵庫県下5市、京都府下1市と委託契約を結んだ。利用登録者は64名であった。

○新型コロナウイルス感染予防のため、各種行事の開催及び対外的行事へ参加は制限された。

■児童福祉法に基づく児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、保育所等訪問支援事業

○「ことばの相談室ひなたぼっこ」は開業7年目を迎え、今年度の利用登録者は約70名であ

った。

児童発達支援と放課後等デイサービスの定員は、合わせて1日10名であるが、今年度の利

用数は延べ 1906人、1日平均7.46人だった。保育所等訪問支援は2名(6回)だった。

■その他

○様々な機会を利用して広報活動を行い、会員獲得に努めた。