
(現場へ!) 発達障害の「声」聞く:3 仲間と学び合い、生きやすく
2022/03/31
朝日新聞2022年3月2日
「理解へと活動、発達障害の私」の投稿者・蔵田心優さん(仮名、42)は、熊本市で発達障害のある当事者の会「Sierra~シエラ~」を仲間3人で設立した。月1回開き、毎回数人から10人ほどが参加する。参加者は「信頼できる仲間に出会えた場」、「仲間の冗談に愛情を感じ、助言も素直に受け止められるようになった」と話す。蔵田さんは「当事者同士だから、何に悩んでいるか想像がつき、一緒に解決策を探れる」と言い、それぞれが身につけてきた円滑な会話のノウハウを伝え合っている。
蔵田さんは、福岡市内の病院職員。小学生の頃から、自分は周囲と違うという違和感を抱いてきた。26歳の時にアスペルガー症候群だと知った。その後、勉強会で知り合った研究者の誘いで講演を始め、熱心な支援者との出会いが広がった。当事者会は、参加者が安らげる居場所である。同時に、自らの特性を理解し、社会性を身につけ、より生きやすくなる方策を学び合える場を目指す。蔵田さんは、「社会の理解と、わたしたち自身の学びの両輪で、発達障害のある人がその人らしく暮らせるようになればいい」と話す。
*(現場へ!) 発達障害の「声」聞く は、4「私亡き後、息子の未来信じて(3月3日)、5「書き続ける、世界広がるから(3月4日)~がある





