遅寝でADHD似た症状 

2022/03/14

大阪日日新聞 2022年2月17日

午後10時より後に寝る子どもはじっとしていられず集中力を持続できないといった「注意欠陥多動性障害(ADHD)」のような症状が出やすいという研究結果を、名古屋大と浜松医大のチームが発表した。

ADHDは発達障害の一つで、18歳以下の約5%に見られるとの報告がある。眠気に伴う衝動性や不注意が診断に影響する可能性が指摘されていた。研究では、浜松医大の疫学研究に出生時から参加している8~9歳の835人のゲノム(全遺伝情報)や睡眠習慣を調査。ADHDに関連する症状の程度を得点化し、比較した。寝る時間が午後10時より遅い子は得点が高かった。

高橋長秀・名古屋大病院准教授(児童精神医学)は「診察時に睡眠習慣も丁寧に聞き取る必要がある。早く寝るだけで症状が改善するケースもあるのではないか」と話している。