出生前検査 年齢制限外す 新指針 施設に認証新制度 

2022/02/23

妊婦の血液から、おなかの赤ちゃんのダウン症などを調べる出生前検査(NIPT)について、日本医学会の委員会は18日、検査の対象となる妊婦の年齢制限をなくすことを決めた。

検査は中絶などの重い判断も伴うことや、障害のある人への差別につながる懸念もあり、慎重に扱われてきた。だが、採血だけですむ手軽さもあり、近年は学会が認めていない認定外施設が増えた。年齢条件などを満たさない妊婦が流れる一方、十分な相談体制がない。

これを受けて、希望する妊婦が学会が認める施設で検査できるよう、関連学会や障害福祉の関係者や国も参加して新たなルール作りを検討してきた。新指針でも、「高齢の妊婦」「超音波検査で染色体異常が示唆された妊婦」らが主な対象だ。だが、専門家による「遺伝カウンセリング」を受けても不安が残る場合、希望すれば年齢にかかわらず検査を受けられる。

施設の新しい認証制度も始まる。学会が認める施設(認証施設)を増やすため、大学病院などと連携しており、臨床遺伝専門医の産婦人科医か研修を受けた産婦人科医が常勤していることを条件に、地域のクリニックにも広げる。認証施設は3倍近くになる可能性がある。

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