
人 「失語症からの言葉ノート」を出版した 能勢邦子さん
2022/02/15
大阪日日新聞 2022年2月4日
3年前、父が脳梗塞になった。手足は動いたが言葉が出ず、うまく書けない。失語症だった。50音表を何回も書かせたが、後で、苦痛でしかなく、治療効果もないと知った。
大人の身の回りの、話したくなるような話題を集めてノートを作った。言語聴覚士の監修も仰いだり、色鉛筆で塗れるように工夫したりした。失語症の人は体験談を読んだり書いたりすることが少なく、インターネットもあまり見ないという。「必要な人にどうしたら届けられるかが、今の課題」と話す。雑誌の編集長も務めたことがあり、「(当時は)何万部売れた、と数字でしか見てなかった。今は何人かに確実に届き、その人たちがこのノートの可能性を広げてくれる喜びがある」





