がんとともに　障害のある人へ　専用がん保険を

朝日新聞　2022年2月1日

障害がある人を、がん保険に入りやすくする動きが広がっている。

東京海上日動火災保険は、身体・知的・精神障害者が幅広く入れる国内初の専用がん保険を発売した。知的障害者ら向けの保険を扱う「ぜんち共済」と共同で開発した。障害者手帳の機能を持たせられるスマホアプリ「ミライロ」とも連携し、名前は「ミライロ保険」に。

これまで大手の既存がん保険は、服薬や通院歴などがあると審査を通りにくかったため、「保険には入れないと思っていた」という人が多かった。

「ミライロ保険」は障害者全般のがん保険で、審査のハードルを下げた。今後も加入者のデータを検証し、加入対象を広げられないかも検討する。また、加入手続きは、家族や入所施設の職員などでもできるとしている。