子ども医療ケア、支援強化

2022/01/22

大阪日日新聞 2022年1月6日

日常生活で痰の吸引や人工呼吸器の管理などの医療ケアが必要な「医療的ケア児」は、過去10年で倍増し、全国に2万人弱と推計される。厚生労働省は5日、こうした子どもへの支援を強化する方針を固めた。診療報酬加算の対象を広げ、乳幼児期から高校まで切れ目のない対応を促す。

全国医療的ケア児者支援協議会、親の部会長の小林正幸さん(48)は、医療体制の充実につながり「プラスになる」と歓迎するが、診療報酬加算で患者の負担が増える場合もあるため、行政の支援を求めた。