受精卵着床前検査の保険適用議論 流産防止、倫理面に課題

2021/11/24

大阪日日新聞 2021年11月14日

 流産を防ぐため受精卵の染色体異常を調べる着床前検査について、厚生労働省が公的医療保険の適用可否を近く議論することがわかった。厚労省の諮問機関「中央社会保険医療協議会」で審議し、年内にも結論を出す。流産防止効果が判然としないという問題や、障害のある人の差別につながりかねないという倫理面の課題もあり、先行きは不透明。