東京パラで理解促進70% 障害者、期待上回る効果

2021/11/15

大阪日日新聞 2021年11月8日

 共同通信が全国の障害者を対象に9~10月に実施したアンケート(有効回答763人)で、「大会開催は障害の理解につながったと思う」との回答が70%に上った。理由は「選手の活躍によって障害者に社会的な注目が集まったから」が最多、続いて「メディアを通じて障害者を目にする機会が増えたから」。大会開催による自分の心の変化については「選手の活躍を見て前向きな気持ちになった」が40%、「特に変わらない」が32%。「最近周囲の言動で差別を受けたり感じたりしたことがある」人は34%で、2019年調査時の36%とほぼ横ばい。共生社会の実現に必要なこととしては、「就労や社会参加への支援強化」「バリアフリー化の推進」「障害のある人とない人が交流する機会作り」が多く挙がった。