(障害児の学校選び:下) 4歳頃からの見学で準備 就学ノートで客観視/学びの継続も考慮

2019/04/11

朝日新聞 2019年4月9日

 障害のある子供の就学先選びは、どのような点に注意すればいいのか。児童発達支援施設の専門家は「就学ノート」作りと早めの準備を提案する。

 東京都文京区にある「富坂子どもの家」施設長の勝間田万喜さん(54)は「将来を見据えて真剣に考えること。6年先のことを考え、納得した形で決めることが大切」と話す。具体的には二つの取り組みを提案する。一つは、就学まで1年以上ある年中児(4歳児)の段階で学校見学を初めて行くこと。二つ目は、「就学ノート」作り。子どもをどう育てたいか、子どもの強みは弱みは何か、見学した学校のメリットデメリットなどを整理する。客観的アセスメントに役立つ。「抜けがちなのが、子どもの気持ち」だとも言う。