(障害児の学校選び:上) わが子はどの道に…悩む親たち 通常学級/特別支援学級/特別支援学校

2019/04/11

朝日新聞 2019年4月8日

 小学校入学を控えた障害のある子どもの保護者にとって、学校選びは悩みの種だ。2回にわたり学校選びを考える。

 障害児の学校選びは、一般的に6月頃から夏休みにかけて自治体や教育委員会が開く就学説明会に始まる。学校見学、個別相談を行い決定する。文部科学省によれば「今は本人・保護者の意見を最大限尊重」する時代だというが、専門的見地からの意見、学校の状況をふまえたふさわしい支援環境を教育委員会から示されることがある。保護者の考えと一致すれば決まるが、違うとなかなか決まらない。

  保護者が悩むのは、近くの学校に特別支援学級がない、サポート体制が学校によって違う、といったこともある。転勤のある春は、転居先探しに苦労している家族も多い。