国の障害者水増し「恣意的」 第三者委報告

2018/10/27

朝日新聞 2018年10月23日

 中央省庁の障害者雇用水増し問題で、原因を検証してきた第三者委員会は22日、多くの行政機関で健常者職員を恣意的な解釈で「障害者」と見なしてきたとする報告書を公表した。具体例として、在籍していない職員の算入、うつ状態と自己申告した人や基準に達しない視力の人のを算入などがあった。

 同日、政府は全国自治体でも計3809人超の不適切な算入があったとの再調査結果を発表した。47都道府県のうち42都道府県で水増しがあった。

*2面に「低い規範意識」、34面に「水増し 自治体漫然と」の関連記事が掲載されている