障害者 新採用「4000人」 雇用水増し 省庁、来年に統一試験

2018/10/24

朝日新聞 2018年10月20日

 中央省庁が障害者の雇用数を水増ししていた問題で、政府は障害者の法定雇用率を満たすため、2019年末までには約4000人を新たに採用する目標を掲げることになった。障害者が働きやすい環境を整えるため、「合理的配慮」をすることを求める指針もつくる。政府は、水増し実態の調査結果と、こうした障害者雇用促進策と再発防止策を22日に公表する。原因を究明している第3者委員会も報告書を出す。

 新たな採用に当たっては、人事院が統一の筆記試験を来年に実施、合格者に各省庁が面接などをして採用者を決める仕組みを設ける。

 再発防止策では、制度の周知と障害者手帳の確認を徹底する。