発達障害 大学が就職支援

2018/04/08

朝日新聞 2018年3月24日

 発達障害がある学生に対し、大学が就職支援に取り組んでいる。障害の特性に合わせた対応を取れば職場に適応できるため、学生自身が自分の得手不得手に気付く手助けをしたり、卒業後も相談に応じたりしている。

 大阪大では2013年から、発達障害がある学生の就職支援に乗り出した。インターンシップに力を入れ、長期休暇に1週間ほど企業に学生を送り出す。最終日に、大学職員が同席し、学生と企業の担当者と仕事ぶりを振り返り、課題や成果を就職に生かせるようにしている。

 富山大は2008年度から就職支援を始めた。障害者の職業訓練をする「就労移行支援事業所」と連携し、在学中から働くことを体験、卒業後も定期的に面談の機会を設け、相談に応じている。

 関西学院大は2014年から発達障害のある学生に特化した就職支援プログラムを作り、大学の図書館業務の体験や企業見学を実施している。

 こうした動きの背景には、発達障害と診断される学生の増加がある。働く意欲を引き出し、実力を発揮してもらいたいと、企業への情報提供や連携のあり方などの模索が続く。