ダウン症の人の力 感じて ダンスグループ「ラブジャンクス」 CD発売

2017/12/26

朝日新聞 2017年12月15日

 15年にわたり活動を続けるダウン症の人たちのダンスグループ「ラブジャンクス」が今秋CDを発売した。ミュージックビデオの制作や無料ライブも計画。資金を募っている。

 ラブジャンクスは2002年、沖縄アクターズスクールで教えていた牧野アンナさん(46)が始めた。ダウン症の子らを指導して屈託のない笑顔に触れ、「一生の仕事に」と決めた。今では、関東、関西、沖縄を拠点に計700人が参加するエンターテインメントスクールを主宰している。しかし、まだ活動の場は限られているともどかしさを感じている。「パワーや可能性に気付いてもらえたら」と歌にも挑んだ。9月に、3曲を収めたCDが完成。今後、ミュージックビデオを制作する。来年3月3日には、代々木公園で「世界ダウン症の日」に合わせた無料のライブを計画している。

 こうした取り組みへの支援を、朝日新聞が主催するクラウドファンディングサイトA-Port(https://a-port.asahi.com/lovejunx/)で来年1月16日まで受け付ける。金額に応じて特典がある。問い合わせは事務局(03・6869・9001)。CDは税込み千円、配信は750円。購入方法などはラブジャンクスのウエブサイト(http://turbox.jp/)で。