ゆっくりな 母子手帳 ダウン症赤ちゃん成長に合わせ

2017/09/28

毎日新聞 2017年8月20日

 ダウン症の赤ちゃんを持った親が記入しやすいよう工夫した母子手帳を、日本ダウン症協会が発行した。

 「子育て手帳 +Happyしあわせのたね」という名称で、ダウン症の子どもを持つ母親サークルが企画・製作。前半には先輩のメッセージや体験談を載せ、後半に予防接種や成長の記録、うれしかったことなどを書き込める。

  市町村から配布される通常の母子手帳には、平均的な発育曲線が掲載され、「簡単な言葉がわかるか」などの質問に「はい」「いいえ」とチェックするのが一般的。親が不安になりやすいそうした記載は省き、できるようになったことを記入する形にした。

 無料で配布(送料100円)するほか、専用サイト(http://www.jdss.or.jp/tane2017/)からダウンロードできる。