県議会中継に手話通訳 

2016/06/14

朝日新聞 6月1日

 兵庫県議会は2日に開会する6月定例会から、県議会のホームページで実施している本会議のインターネット中継に「手話通訳」を導入する。31日、県聴覚障害者協会に登録する手話通訳者ら約10人が参加し、事前研修が開かれた。

 議会事務局によると、4月に障害者差別解消法が施行されたのを受け、聴覚障害者に本会議の審議状況を分かりやすく届けるのが狙い。すでに実施している神戸市議会を参考にした。
 研修では、議会事務局職員が議事の進行などを説明。手話通訳の経験が5年という橋本由美子さん(44)は「議会の専門用語は知らないと聞き取りづらいものもあった。勉強します」と話した。
 ネット中継は県議会のホームページ(http://www.hyogokengikai.jp/)にある「県議会中継」のページで見られる。