障害者の入院時 ヘルパーの同伴可 改正総合支援法、成立

2016/06/13

朝日新聞 2016年5月26日

 障害のある人への支援を充実させる、障害者総合支援法と発達障害者支援法の各改正案が25日参院本会議で、それぞれ可決、成立した。
 改正障害者総合支援法は、重い障害のある人が入院時にヘルパーの付き添いを可能とすることなどが柱。病状や障害を熟知したヘルパーが付き添うことで、障害者や入院先の看護師らの負担も減らす。
 障害福祉サービスはほぼ無料で受けられるが、65歳以上になると優先適用される介護保険では1割の自己負担となる。この自己負担を軽減する制度の創設に向けて、厚生労働省が具体的な検討に入る。
 改正発達障害者支援法には、自閉症やアスペルガー症候群など発達障害のある人への支援を充実させるため、都道府県が地域協議会を新設できることなどが盛り込まれた。