障害者支援法 審議にALS患者の出席拒否 与党が反対

2016/05/15

毎日新聞 5月11日

 衆院厚生労働委員会で10日に行われた障害者総合支援法改正案をめぐる参考人質疑で、当事者として意見を求められていた難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)男性患者の出席が拒否された。関係者によると、民進党が男性の出席を要求したが、与党側が反対した。
 代わりに出席した日本ALS協会の金沢公明常務理事は「福祉に最も理解があるはずの厚労委が障害を理由に出席を拒んだのは深刻だ」などと訴える男性のメッセージを読み上げた。ALS患者の男性は呼吸器を装着し声が出せないため、ヘルパーが口元を読み取る「通訳」の必要があった。与党側は9日の事前協議で「やりとりに時間がかかる」などとして、出席に反対したという。