神戸市議会ネット中継で手話通訳 政令市で初導入

2015/07/01

神戸新聞 2015年6月16日

 神戸市議会は19日開会の定例会から、本会議のインターネット中継に手話通訳を導入する。同市によると、政令市では初めての取り組みという。

 同市会の与党会派は、手話の普及を目指して「みんなの手話言語条例」の制定を提案。条例は4月に施行され、関連施策の実施を市の責務とする一方、市会独自の取り組みとしてネット中継での手話通訳を導入することにした。

 NPO法人「神戸ろうあ協会」が手話通訳を派遣、音声を聞きながら別室で手話通訳を撮影し、中継画面に映るようにする。録画放映も対象になる。

 同市会事務局は「こうした取り組みをきっかけに、議会に興味を持つ市民が増えてほしい」としている。